最近、プログラミング中や家事の間のおともに使っている「Nothing Ear (Open)」。
オープンイヤータイプのイヤホンなので、耳にかけて使いますが、つけている違和感がほとんどありません。購入してから数か月経ちますが、普段使いしながら感じたことをまとめてみます。

音質は想像以上にクリアで、低音から高音までバランスが良いと感じます。ボーカルや楽器の音がしっかり聞こえ、透明感のある音像です。高音域は伸びがあってキラキラと輝く感じで、シャリシャリせず刺さることもありません。
中音域は落ち着いていて、男性・女性ボーカルともはっきり聞こえます。低音は密閉型ほどドスンと来る迫力はないものの、リズム感のある重低音が適度に響き、曲全体に厚みを与えてくれます。
オープンイヤーなので密閉感はありませんが、その代わり音場(サウンドステージ)が広く、音が耳元ではなく少し離れて鳴っているような広がりがあります。
この独特の開放感がとても気持ちよく、音楽を聴いていてもまるでカフェで音楽をかけているような自然な印象です。ただし周囲の音も自然に入ってくるため、静かな室内では音量を上げ気味にする場面もありますが、基本的には普段のリスニングはとても快適です。
装着感は抜群に軽く、長時間つけていても耳が痛くなりません。片耳わずか8gほどの軽量設計で、フック部分は形状記憶合金になっているので、耳の形に自然に沿ってフィットします。
私はメガネをかけていますが、イヤホンがテンプル(メガネのツル)に当たることもなく、快適に併用できています。実際に数時間の作業や散歩で使ってみても、耳まわりに圧迫感がなく、つけていることを忘れるほどでした。
走ったり激しく頭を振ると若干のずれは感じますが、耳から外れそうになるほどではありません。あくまで耳に優しく「乗っている」感覚なので、がっちり固定されているわけではないものの、日常使いでは十分な安定感です。
雨や汗にも強いIP54防水なので、軽い運動や雨天でも気にせず使える点も助かっています。
デザインはNothingらしい透明感のある美しさが印象的です。イヤホン本体はホワイトを基調に透明なパーツが使われていて、内部メカニズムがうっすら見えるようなシャープさがあります。
プラスチックの質感はマットで安っぽさがなく、手に取るとひんやりしすぎずほんのり温かみが伝わってきます。全体的にシンプルながら洗練されていて、派手さはないのにおしゃれな印象です。
耳にかけるワイヤー部分は金属製で細く、柔らかくしなるので、装着時にイヤホンが勝手にずれる心配がありません。オープンイヤー型なのでカナル型イヤホンのように耳穴を塞がず、まさに「耳にかかっているだけ」という形状ですが、見た目にもユニークで周りからも「それどこの?」と聞かれたりします。
個人的にはこの近未来感のあるデザインがお気に入りです。
これらの点から、Nothing Ear (Open)はほぼ毎日音楽を聴いている私のライフスタイルにぴったり合っていて、とても気に入っています。
特に音質と装着感には感激レベルで満足しているので、今後も末永く愛用していきたいイヤホンです。
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